歯肉の悪い部分を削り取って、金属等を詰めるわけにもいきませんので、あと何回で終了するかということを申し上げにくいこともあり、従来の歯科治療のイメージをもって来院された方は少々面食らうようです。治療は早く終わるにこしたことはありませんが、じっくり腰をすえた治療が必要です。 以上、おわかりのように、歯周病は重症になる前に適切な治療をすることが大切です。当クリニックでは、歯周病が進行していると考えられる患者さんには、御本人の自覚がない場合でも、歯周病についての説明を行うように心掛けております。
歯周病は、細菌感染性疾患ではあるのですが、結核菌に感染すると結核が引き起こされるというのとは少々趣を異にしています。歯周病の原因菌は我々の口腔内にすでに存在する常駐菌であり、1種類ではありません。これらの病原菌による混合-複合感染なのです。 さらに代表的な歯周病原菌は、夫婦間、家族間、近親者からキスや食事の口移し、食べかけの食品の分与などに際して、唾液を介して感染する経路が最も有力視されています。つまり、親が歯周病患者である場合は治療を適切に行うことにより、子供への感染のリスクを減らし、さらには将来の発症のリスクを減らすことになるのです。
プラークコントロールは、患者さん本人が家庭で歯ブラシを使って行うことが中心となり、しかもそれは歯周病治療の根幹をなす最も重要な治療です。プラークコントロールができていない人に、他のどんな治療を施しても歯周病は治らないと言っても過言ではありません。 現代生活において、歯磨きをしない人を探すのは大変です。歯を磨いていますか?とたずねれば皆さん磨いていますと答えます。では磨けているかなと調べますと、ほとんどの人が、磨けていないのです。磨いているつもりでも、実は磨いていないのと変わらなかった。そうです、苦労して磨いているのに歯周病になるのは、苦労の割にプラークがほとんどとれていないからです。 逆に適切なブラッシングの技術を習得し、歯周病の巣窟であるプラークを除去できれば、歯周病の状態は確実に改善していくのです。 たかつ歯科(高津歯科)クリニック 〒164-0011東京都中野区中央5-39-11 青柳ビル2F TEL : 03-5385-8733 中野区 歯医者 審美歯科 Copyright 2003-2009 Takatsu Dental Clinic All Rights Reserved. |